円安・円高とは?
2008年の金融危機以後ずっと円高状態が続いていましたが、
2012年夏以降円安傾向にあり、当時の為替レートは1米ドル=80円前後でしたが、
2013年9月現在、1米ドル=100円前後で取引されています。
ところで、円安・円高とはどういう意味でしょうか?
円の価値を示すもの!
円安・円高というのは円の価値のことを言っており、
円の価値が低くなれば円安、円の価値が高くなれば円高と言います。
例えば、現在米ドル1通貨が100円だとします。
仮に100円から105円に値上がりした場合、
一見価値が上がったように見えますが、
1ドルを手に入れるために100円で充分だったのが105円も必要になったので
ドルの価値が上がったのに対して、円の価値が下がったことになり、円安と言えます。
反対に、100円から95円に値下がりした場合は、
1ドルが5円安く手に入ることになったので、
ドルの価値が下がったのに対して、円の価値が上がったことになり、円高ということが出来ます。
トヨタ自動車の場合、
為替レートが1円変動するだけで営業利益が数百億円変動するらしいので、
円安に動くか、円高に動くか、些細なレートの変動も極めて重要なんですね。